ダブルチェックでミスを最小化する方法
さて、今年も終わりが近づいて来ました。この時期の税理士事務の業務といえば、年末調整業務。
100人以上従業員が在籍する会社を担当する場合には、ミスを減らす方法は、2人でチェックをする
(ダブルチェック)事が選択肢の1つです。
しかし、下記デメリットがございます。
〇二次チェック者が再確認をする、という意識が働き、チェックの精度が甘くなる。
〇二次チェック者の能力・経験が劣る場合には、実質的にチェック機能が働かない。
〇2人のスケジュール調整が必要。
では1人でチェックをする場合にミスを最小化する、1人ダブルチェックの方法は・・・
〇日を改めてチェック
⇒日を改めてチェックするだけで、見る角度が変わり、間違いに気づく事が出来ます。
〇前年と比較する
⇒前年と比較し、金額の増減額・割合が大きい項目、記入漏れが確認出来ます。
〇横断チェック
⇒例えば年末調整では全員の扶養控除・生命保険料控除・住宅ローン控除等、項目ごとに全員分を
一度にチェックします。
人間によるチェックなので、完璧はありません(勿論、機械も完璧ではありません)が、上記方法に
より100%に出来るだけ近づける事が出来るのではないでしょうか。